だしは、健康と美容のサプリメント
おはようございます。50代の為のフェイシャルサロン
-LUANA-です。
今回は、お料理にかかす事のできない『だし』の力についてのお話です。
普段、どのようなだしをお使いですか?
だしは、調味料と違い、素材のうまみや香りを取り出した
料理全体のベースとなるものです。
だしの材料には、地域や国によりさまざまな食材が使われています。
『おいしさ』と『うまみ』の違い
おいしさとは、五感すべてで感じるもの。
対して、うまみは舌の味蕾(食物の味を感じる器官)で感じる味の事。
このうまみが舌に広がると、
副交換神経が刺激されます。
副交換神経が優位な時は、食べ物を消化吸収する働きが活発になります。
また、うまみには唾液の分泌も促進する働きがあるので
栄養成分を吸収する手助けをしてくれます。
よく、使う和だしには、アミノ酸やミネラルなど
30種類以上の栄養素が、溶け出していて
ビタミンB群も豊富で、
血流の促進をサポートしてくれます。
血流が滞ることで起こりがちな肩こりや、腰痛、頭痛などに
悩んでいる人にもおすすめという事ですね。
そして、お肌にとっても嬉しい成分です!
良いことずくめの和だしですが
『とるのが面倒〜』『火加減が難しそう〜』と思っていませんか?
そこで、とっても簡単な方法を紹介します。
材料(できあがり約800㎖)
◎昆布・鰹節・煮干し…各15g ◎水…1ℓ
(煮干しは、頭とワタを取り除き半分にさいておきます。)
つくり方
1.容器に全ての材料を入れてしっかり浸す。
2.ふたをして、冷蔵庫に一晩おく。
(浸しすぎると苦味が出ます)
3.不織布タイプの紙タオルで2.をこす。
(10分間ほど火にかけてからこすとより濃厚な味わいになります)
以上です。簡単に作れるのでぜひお試し下さい。
和食のプロ・野崎洋光シェフ談
「本来の和だしを現代人が口にすると薄いと
感じるかもしれません。
それは、過剰な味付けに慣れてしまい舌の感性が鈍っているから。
本来のだしを味わうことで、その感性を取り戻すことができます。」
「だしの味付けは、だし1ℓに対して、塩・薄口醤油・酒、各小さじ1です。」
この塩分濃度は、生理食塩水の塩分濃度と同じだそうです。
縁の下の力持ち的存在『だし』を見直してみませんか?
食物の力に愛情をプラスして…!
今日も、素敵な一日でありますように。